人気ブログランキング | 話題のタグを見る

きもの、帯、和装小物、和雑貨を販売するインターネットショップうめももさくらのスタッフブログです。コメントなどお気軽にどうぞ。※トラックバックのみでコメントなどない場合は削除させていただきます。


by umemomosakura-map
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

着た時、動いた時にきれいな衣装

着た時、動いた時にきれいな衣装_e0075093_14392058.jpg昨日は刺繍半衿、ひよく衿をアップしました。
流れるような柄が美しい刺繍半衿は、2つ折にして付けた時のほどよいバランスが素敵です。
ぜひご覧ください。

>>うめももさくら 半衿・伊達衿のページへ

さて、以前「フィギュアスケートで和のモチーフを取り入れた衣装を着てくれたらいいのに・・」、という記事を書いたところ、フィギュアスケートの衣装に関心のある方が見てくださっているようです。
当店はきもの屋ですのでフィギュアの衣装に関しては扱いも情報もなくて申し訳ないです・・・・
そんな訳で今日は衣装制作の方の記事をご紹介します。

フィギュアスケートの衣装を50年作り続けている、青木啓子さんの記事です。

実際に曲を聴き、リンクに足を運んで練習を見て、音楽や振り付けはもちろん、その選手の得意なところ、スタイルを生かした衣装を制作されているそうです。

遅い休憩をとった時にTVのワイドショーでも拝見したのですが、いろいろ工夫があるそうですね。

腕を上げた時に脇の部分の生地がもたついてはいけない、でもゆとりを持たせないと思うように腕が上がらない・・・ということで何か秘訣があるそうなんです。

日本人のお尻が扁平なので、立体的に見えるような独自の裁断法もあるのだとか。
(きものは立体裁断ではないので、こういう話を聞くとすごいなぁと関心してしまうんですよね。)

また、衣装の飾りも着たときに薔薇に見えるのではなくて、早いスピードですべった時に薔薇の花に見えるようにするんだそうです。

その当たりの配慮はきものにも必要かもしれませんね。

グラフィックで制作して「かわいい」と思ったものを小紋や浴衣の図案にしても、大きさのバランスや柄の向きなど、仕立て上がって「あれれ?」ということになりかねません。
仕立てて着た時にきれいなデザインであるべきですよね。
その当たりの配慮があるきもの(というかブランドやメーカー)と、そうでないきものは私どもにはすぐにわかります。

青木さんは日本にスケート衣装の型紙がなかった頃、スケート興行の衣装を担当して世界各地を回っていたそうです。
「夜中に衣装をほどき型紙を取り、朝までに縫い合わせる」というその頃の仕事ぶりを読むと、頭の下がる思いです。

記事はこちらです。

毎日新聞 東京夕刊 「リーダーな女たち」
「フィギュアスケートの衣装を作って50年・青木啓子さん」

他に祇園の元カリスマ芸妓・岩崎究香(みねこ)さん、語感研究の黒川伊保子さんの記事もありました。

お二人については明日書きたいと思います。


うめももさくら コメント&トラックバック お気軽にどうぞ♪

不適切と判断した場合は削除させていただきます。ごめんなさい(><)。
by umemomosakura-map | 2006-01-27 14:39 | きものあれこれ