手描きのお祝い着
2007年 01月 23日
今月はブログの更新回数が少なかったなと残念に思っているうめももさくらです。
この写真はある方に見せていただいた男の子用のお祝い着です。
女流画家であるこの家の(何代か前の)おばあさまがお孫さんのために自ら筆を取って描かれたものなのだそうです。
2匹の鶴が立ち、岩山には松というおめでたい柄。
岩山の間からは川が流れて、その水が大海へと注ぐ図になっています。
今にも動き出しそうな波模様、幻想的な雲、力強い岩肌、そして鶴の姿は女流画家らしく、優美そのもの。
着た時の美しさ・帯や小物を合わせた時のトータルバランスを考えなければという気持ちが強いこともありますが、年間に何百、何千と着物を見ていても、柄1つにぐっと引き込まれてしまうことは滅多にありません。
絵のことに詳しいわけではない私でも(見ていてぐっと引き込まれるような・何となくずっと見ていたいと思うような力のある絵が私にとってのすごい絵、です^^;)、この絵が手遊びレベルではなくてプロ中のプロのものだというのは一目瞭然です。
そして裏地には可愛らしい梅の花が・・・・
男の子のお祝い着に梅の花、というのが女性が手がけたものらしくて、おばあさまの愛情を感じますね。
こんなお祝い着を着せてもらったお孫さん・そして曾孫さんはなんて幸せなんでしょう。
こんなに褒めておいて画像が小さくて申し訳ないのですが、見る人が見ればそのおばあさま(画家さん)の絵だと分かってしまいそうなのでこのサイズでご容赦ください。
(年代や家紋も伏せさせていただきました。)
珍しい昔のきものや今は作れないような着物を見せていただく機会があった時は写真を撮らせていただいていいか、ブログやホームページに載せていいかとお聞きするのですが、たいてい「古いものだからどうしようかと思ってあなたに相談しているところなのに、恥ずかしいわ~」と言われてしまいます。
(きものの好きな方にお見せしたいなと思うのですが「あたなが写真を持っている分にはいいけど、たくさんの方にお見せするのは・・」ということが多いのです。
みなさん奥ゆかしい・・・)
今回は雅号を出さなければということで快く掲載を了承してくださいました。
ちなみにこちらのお宅には今可愛らしいお嬢ちゃんがいらっしゃいますが、このお嬢ちゃんの弟さんはまだいないようです。
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(セキュリティ上トラックバックのみの場合はリンク先のチェックをしておりません。コメントのない場合は削除させていただいておりますのでご了承ください。)
不適切と判断した場合は削除させていただきます。ごめんなさい(><)。
この写真はある方に見せていただいた男の子用のお祝い着です。
女流画家であるこの家の(何代か前の)おばあさまがお孫さんのために自ら筆を取って描かれたものなのだそうです。
2匹の鶴が立ち、岩山には松というおめでたい柄。
岩山の間からは川が流れて、その水が大海へと注ぐ図になっています。
今にも動き出しそうな波模様、幻想的な雲、力強い岩肌、そして鶴の姿は女流画家らしく、優美そのもの。
着た時の美しさ・帯や小物を合わせた時のトータルバランスを考えなければという気持ちが強いこともありますが、年間に何百、何千と着物を見ていても、柄1つにぐっと引き込まれてしまうことは滅多にありません。
絵のことに詳しいわけではない私でも(見ていてぐっと引き込まれるような・何となくずっと見ていたいと思うような力のある絵が私にとってのすごい絵、です^^;)、この絵が手遊びレベルではなくてプロ中のプロのものだというのは一目瞭然です。
そして裏地には可愛らしい梅の花が・・・・
男の子のお祝い着に梅の花、というのが女性が手がけたものらしくて、おばあさまの愛情を感じますね。
こんなお祝い着を着せてもらったお孫さん・そして曾孫さんはなんて幸せなんでしょう。
こんなに褒めておいて画像が小さくて申し訳ないのですが、見る人が見ればそのおばあさま(画家さん)の絵だと分かってしまいそうなのでこのサイズでご容赦ください。
(年代や家紋も伏せさせていただきました。)
珍しい昔のきものや今は作れないような着物を見せていただく機会があった時は写真を撮らせていただいていいか、ブログやホームページに載せていいかとお聞きするのですが、たいてい「古いものだからどうしようかと思ってあなたに相談しているところなのに、恥ずかしいわ~」と言われてしまいます。
(きものの好きな方にお見せしたいなと思うのですが「あたなが写真を持っている分にはいいけど、たくさんの方にお見せするのは・・」ということが多いのです。
みなさん奥ゆかしい・・・)
今回は雅号を出さなければということで快く掲載を了承してくださいました。
ちなみにこちらのお宅には今可愛らしいお嬢ちゃんがいらっしゃいますが、このお嬢ちゃんの弟さんはまだいないようです。
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by umemomosakura-map
| 2007-01-23 19:35
| きものあれこれ