「小袖 江戸のオートクチュール」サントリー美術館
2008年 09月 04日
うめももさくらです。
残暑が厳しいとは覚悟しておりましたが昨日などはまるで夏のようなお天気でしたね。
夏物コーナーも9月とは思えないアクセスがあったようです。
そしてスコールのような雨が今日も・・・
日本は熱帯雨林になってしまったのでしょうか。
雨対策にはこちらがおすすめです。
>>時雨草履・雨よけ草履カバー
>>薄手で涼しい透かし織り雨コート
さて7月にこのブログでご紹介したままのサントリー美術館の「小袖 江戸のオートクチュール」
お盆休みに行ってまいりました。
着物で来館の方は割引があるそうですし、行かれた方も多いかもしれませんね。
ここ数年だけでも小袖をメインとした展示が都内で何度か開催されていますので、「あ、これ見たことがある」というものも多くなってきたのですが、今回は松坂屋京都染織参考館の資料だそうで、目新しいものばかり。
今までに見たことのないタイプの柄付けもあってとても新鮮でした。
お正月にサントリー美術館で催された「和モード―日本女性、華やぎの装い」の時はいつの時代のどんな人(武家か公家か商人か)のものかの解説が図録にはあるものの、展示品の周辺にはありませんでした。
美術品としての展示だから仕方がないかと若干消化不良だったのですが、今回はしっかり解説があったのも嬉しかったです。
呉服商として創業した松坂屋が新しいデザインの着物を作るために国内外の裂などを収集し、所蔵しているのが先述の参考館。
(やはり新しいものを生み出すためには、古いものも国外のものも研究しないといけないということですね。)
さすがに雛形本(カタログ)のコレクションの充実ぶりは国内最大級だそうで、雛形を元に作られたと思われる小袖が並べて展示されていたのも楽しく、見応えがありました。
前身となる参考室が設置されたのが昭和6年だそうです。
新しい着物のデザインを求めていたのは何も現代だけではなく、今皆さんが憧れている"普段キモノ"の時代ももちろんそうした思いがあったわけです。
(もちろん小袖の意匠を普段用の着物の参考にしていたわけではないと思いますが。)
また小袖のデザインが素晴らしく、斬新であるとはいっても、その時期ごとにデザインや技法の流行・衰退があり、今ならそれを系統だてて見ることができます。
反面その流行も最初は新しいものとして生み出され、評価されて広まったものだということをつい忘れてしまうこともあります。
同じような系統のものが作られなくなったのも、また新しいデザインが生まれて、それに押されてのことかもしれないということも。
小袖が作られ、着用されてきた時代も、やはり新しいデザインが求められていたのだとあらためて感じました。
9月21日(日)までの開催ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
■「小袖 江戸のオートクチュール」
サントリー美術館
2008年7月26日(土)~9月21日(日)
〔日・月・祝日〕10:00~18:00 〔水~土〕10:00~20:00
休館日 火曜日
写真はミッドタウンの地階にある「京はやしや」に寄った時のもの。
豪華な小袖を着ていた方々もこうして気軽にかき氷など食べられなかっただろうなどど話しつつ、ほぼ完食(^^;)
コメント お気軽にどうぞ♪
(不適切と判断した場合は削除させていただきます。ごめんなさい(><)。
※トラックバックは当面禁止設定にさせていただきます。何卒ご了承ください。
コメント投稿ができない場合は当店サイト内お問い合わせフォームよりご連絡ください。
残暑が厳しいとは覚悟しておりましたが昨日などはまるで夏のようなお天気でしたね。
夏物コーナーも9月とは思えないアクセスがあったようです。
そしてスコールのような雨が今日も・・・
日本は熱帯雨林になってしまったのでしょうか。
雨対策にはこちらがおすすめです。
>>時雨草履・雨よけ草履カバー
>>薄手で涼しい透かし織り雨コート
さて7月にこのブログでご紹介したままのサントリー美術館の「小袖 江戸のオートクチュール」
お盆休みに行ってまいりました。
着物で来館の方は割引があるそうですし、行かれた方も多いかもしれませんね。
ここ数年だけでも小袖をメインとした展示が都内で何度か開催されていますので、「あ、これ見たことがある」というものも多くなってきたのですが、今回は松坂屋京都染織参考館の資料だそうで、目新しいものばかり。
今までに見たことのないタイプの柄付けもあってとても新鮮でした。
お正月にサントリー美術館で催された「和モード―日本女性、華やぎの装い」の時はいつの時代のどんな人(武家か公家か商人か)のものかの解説が図録にはあるものの、展示品の周辺にはありませんでした。
美術品としての展示だから仕方がないかと若干消化不良だったのですが、今回はしっかり解説があったのも嬉しかったです。
呉服商として創業した松坂屋が新しいデザインの着物を作るために国内外の裂などを収集し、所蔵しているのが先述の参考館。
(やはり新しいものを生み出すためには、古いものも国外のものも研究しないといけないということですね。)
さすがに雛形本(カタログ)のコレクションの充実ぶりは国内最大級だそうで、雛形を元に作られたと思われる小袖が並べて展示されていたのも楽しく、見応えがありました。
前身となる参考室が設置されたのが昭和6年だそうです。
新しい着物のデザインを求めていたのは何も現代だけではなく、今皆さんが憧れている"普段キモノ"の時代ももちろんそうした思いがあったわけです。
(もちろん小袖の意匠を普段用の着物の参考にしていたわけではないと思いますが。)
また小袖のデザインが素晴らしく、斬新であるとはいっても、その時期ごとにデザインや技法の流行・衰退があり、今ならそれを系統だてて見ることができます。
反面その流行も最初は新しいものとして生み出され、評価されて広まったものだということをつい忘れてしまうこともあります。
同じような系統のものが作られなくなったのも、また新しいデザインが生まれて、それに押されてのことかもしれないということも。
小袖が作られ、着用されてきた時代も、やはり新しいデザインが求められていたのだとあらためて感じました。
9月21日(日)までの開催ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
■「小袖 江戸のオートクチュール」
サントリー美術館
2008年7月26日(土)~9月21日(日)
〔日・月・祝日〕10:00~18:00 〔水~土〕10:00~20:00
休館日 火曜日
写真はミッドタウンの地階にある「京はやしや」に寄った時のもの。
豪華な小袖を着ていた方々もこうして気軽にかき氷など食べられなかっただろうなどど話しつつ、ほぼ完食(^^;)
コメント お気軽にどうぞ♪
(不適切と判断した場合は削除させていただきます。ごめんなさい(><)。
※トラックバックは当面禁止設定にさせていただきます。何卒ご了承ください。
コメント投稿ができない場合は当店サイト内お問い合わせフォームよりご連絡ください。
by umemomosakura-map
| 2008-09-04 20:38
| おすすめ